皆様、
「最近、膝が痛いな!」
「最近、膝がO脚・X脚になってきたな!」
「階段を降りるときに痛いな!」
みたいな症状はないでしょうか。
年を重ねると、変形性関節症が生じやすくなってきます。
膝が変形することも困りますが、
日常生活で膝が痛いのは、もっと困ると思います。
では、
そもそも変形性膝関節症とはどのような傷害なのでしょうか。
変形性膝関節症とは(序論レベル)
変形性膝関節症とは、
なんらかのストレスにより膝関節を構成している組織(軟骨・骨・半月板など)が
次第にダメージを受けて変化していく傷害です。
40 歳以上の日本人では、
変形性膝関節症の人はは男性 42.6%、女性 62.4%であり、
2人に1人が膝の痛みで苦しんでいる可能性があります。
国内の患者数は 2,530 万人と推定されています。
どのような治療法があるかというと、
①手術
②保存療法
があります。
①手術は、、、
関節を人工物に取り替える手術や骨の位置関係を修正する手術などがあります。
②保存療法は、、、
痛み止めや注射での対処療法や運動療法があります。
基本的に、理学療法士やトレーナーが提供するサービスは保存療法の中の運動療法です。
運動療法の考え方は、
①膝が痛い場面はどのような時か
②膝にどのようなストレスが加われば痛いか
③膝にストレスを与えている原因はどこか
ということです。
運動療法により、O脚・X脚を直すことは難しいですが、
ストレスを軽減することは可能です。
どのような動きが膝を痛くするのか?
膝関節がそもそもどのような動きかは前回のブログを参照してください。
例えば、階段を昇る動作を例に挙げてみますと、、、、


①と②ではどちらが膝に負担が少ないでしょうか
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ヒントは、
姿勢とお尻の筋肉です。
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正解は、、、
①です!!!
そもそも、筋肉は伸ばしたところから力が発揮しやすいです。
イメージは、
ジャンプ動作で立ったままでは高くジャンプできません。
しゃがんで、力をためてから飛び上がると高くジャンプできます。
階段の動作では、猫背にならずにお尻の筋肉を伸ばすことで筋肉の力を発揮しやすいです。
階段を昇る際にお尻の筋肉をうまく使えないで動作を行うと、
膝が左右へ動揺したり、ふとももの前の筋肉(大腿四頭筋)が過剰に頑張ってしまいやすいです。
そうなることで、膝の周りが痛くなりやすいです。
これらを予防するためには
このような状況の場合は、トレーニングでお尻の筋肉を使えるようになることで、
膝へのストレスが軽減されます。
膝の痛みに悩んでいたら、運動をしてストレスを分散することが非常に重要です。
どのようなトレーニングが効果的かというと、
SL RDLという動作です。
体は一直線のまま、軸足の股関節だけで曲げ伸ばしを行う動作です。
このトレーニングを行うことで、股関節が曲がった際の猫背を予防する一助になるかと思います。
※膝の痛みが股関節の影響でない場合もありますので、単にこの動作だけで膝が治るというわけではありません。
まとめ
変形性膝関節症に関しては、後にまとめさせてもらいます。
まずは、股関節の動きが膝関節にとって重要であることを理解していただき、
動作の姿勢や意識を変えることで膝に悪影響を与えている可能性を減らすことも可能です。
膝の痛みに負けずに有意義な日常生活を送れるようにトレーニングをしてみましょう!
何か、気になる点がありましたら、いつでもコメントしてください。
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