痛み(疼痛)の原因は違う場所!?

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痛み(疼痛)!

皆さんも一度はカラダに痛みを感じたことがあるかと思います。

「仕事でデスクワークが長くなると首が痛くなる!」

「長時間立っていると腰が痛くなる!」

「洗濯物を干すと腰が痛くなる!」

など、様々な場面で痛みが出現する可能性があります。

痛みが出ている場所が原因と思い、マッサージなどに通われている方も多いのでは無いでしょうか?

マッサージで痛い場所をほぐすと楽になるが、また痛くなってくることも少なく無いかと思います。

そこで、今回は痛みの場所と原因が違う可能性があるということを説明します。

先に答えを言うと、

「痛みの場所以外に原因がある可能性がある!」

と言うことです。

以下で説明していきましょう。

痛みの原因

痛みが出現している場所にはいくつか原因があります。

例えば、

①体に危険を知らせる痛み〜侵害受容性疼痛〜
・ケガをするとその部分に痛みを起こす物質が発生します。
この物質が末梢神経にある「侵害受容器」という部分を刺激することで痛みを感じるため、「侵害受容性疼痛」とよばれています。
a)骨折
b)切り傷
c)変形性膝関節症
など、、、

②神経の痛み〜神経障害性疼痛〜
・何らかの原因により神経が障害され、それによって起こる痛みを「神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)」といいます。
a)坐骨神経痛
b)脊柱管狭窄症による神経障害性疼痛
c)頸椎症による神経障害性疼痛
など、、、

③その他
・心因性(精神的)

外傷により痛みが出現している場合はその部分に原因があります。

しかし、多くは

「ぶつけた記憶もないけど膝が痛いな!」

「歩く時間が長くなると膝が痛くなるのよね!」

「サッカーで右足ばかり捻挫する!」

など、外傷がなくても痛くなってしまったり、同じ場所ばかり痛めてしまうことも多いかと思います。

これは簡単な言葉で言うと「カラダの癖」で片付けられてしまいやすいです。

しかし、日常生活・スポーツの質を上げるためにも解決しましょう!!

痛みの原因は違うところ?

「痛みの原因は違うところ?」

「何を言っているんだ!」

「腰が痛いんだから、腰を治療しないと治らないでしょ!」

その通りです。

腰を治療しないと痛みは取れないです。

しかし、なぜ痛くなってしまったのでしょうか?

原因を改善しないと、再度痛くなってしまう可能性があります。

このように考えることも可能です。

Aさんの場合

Aさん「腰が痛いのを治したいです。」
Nori「何をすると腰が痛いですか?」
Aさん「立っていると腰が痛くなってくるんです。いい姿勢を心がけているのですが、、、」
Nori「なるほどですね。お仕事はされていますか?」
Aさん「主婦です。」

という方が居るとします。

この方の動きをチェックすると

バンザイ動作に制限がありました。

バンザイ動作は基本的に肩関節と背骨の動きで真上まで行えます。

このようにバンザイ動作に制限があるとどのようなことが考えられるでしょうか?

真上の洗濯物を干す際や台所で上の物を取ろうとする際に

このような姿勢になってしまう可能性が考えられます。

これでは腰が痛くなりそうですね!

ここまでくれば、皆さんも気づいたのではないでしょうか?

腰が痛くなってしまう原因は、、、

バンザイができないことが原因

だったのです!!!

このような人には腰をマッサージしただけでは腰を痛めてしまう原因が改善できていないので、すぐに痛みが再発する可能性がありますね。

この人が行わなければいけない治療はバンザイをできるようになる運動だったのです。

まとめ

痛み(疼痛)には、体に危険を知らせる痛み(侵害受容性疼痛)と神経の痛み(神経障害性疼痛)、その他があります。

痛みが出てきた原因は痛い場所とは違う可能性もあります。

例えば、肩・背骨が動きにくいことにより腰を過剰に動かしている場合です。

腰を過剰に動かすことで腰痛が出現しているのであれば、治療法は肩・背骨の動きを改善することです。

このように痛い場所だけに原因があると考えずに、痛みが出現した原因は何かを考え、根本的な原因を改善しましょう!!

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