肩関節とは?②〜動きを理解しよう〜

肩関節

肩の痛みって困りますよね!

痛くなってしまうと、服を着るのが痛かったりなど、日常生活が困難になってしまうかと思います。

そうならないように肩の知識を学ぶことで予防もしくは改善できるようになりましょう。

そもそもの肩関節とはという記事は
肩関節とは?①〜構造を理解しよう〜

を参照してください。

肩関節運動とは?

肩の関節は
肩関節とは?①〜構造を理解しよう〜
でも述べたように不安定な構造をしている分、大きな可動性を持つ関節です。

肩関節の運動は以下の動きです。

引用:標準整形外科学(第12版)から抜粋

関節の参考可動域(関節が動く範囲の基準は以下の通りです)

引用:標準整形外科学(第12版)から抜粋

理想的なバンザイの動作!

理想の肩関節の動かし方はどのようなことなのでしょうか。

キーポイントは姿勢と肩甲上腕リズム(肩甲骨と上腕骨の連動)です。

まず姿勢に関してです。

そもそも、肩関節屈曲(バンザイ動作)は、頭の上(肩屈曲180°)まで行えるのが正常と言われています。

その内訳は、

肩甲上腕関節の屈曲が約160°、

肩甲骨の後傾(後ろ側への傾き)が約12°

胸椎(背骨の胸の位置)の伸展(伸び)が約8°

と言われています。

ですので、猫背で胸椎が伸びにくい人は、そもそも肩が真上まで上げにくい構造となってしまいます。

次に肩甲上腕リズムとは、

肩関節屈曲動作に伴い、肩甲骨も連動して動くことを言います。

肩関節屈曲は上腕骨の動きと肩甲骨の動きが2:1で動くと言われています。

このリズムが破綻すると肩関節に詰り感や痛みが出やすいと言われています。

まとめ

肩関節は人間の関節の中で一番可動性が大きい関節であり、不安定な関節です。

そのため、さまざまな動きができる反面、痛めやすい関節です。

肩関節の動きには屈曲/伸展、外転/内転、外旋/内旋、水平屈曲/水平伸展があります。

肩関節の動きにとって、姿勢と肩甲骨の動きは重要事項です。肩が痛い際はまずはこれらを見直してみるといいかもしれません。

肩関節の動きを自分自身で確認することは難しいですが、トレーニングの中で意識してみると違った発見があるかもしれないですね。

ぜひ皆様も自分の肩がどのような動きをしているかを確認してみてください。

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